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Anker Eufy RoboVac L70 Hybrid が壊れた

Anker のロボット掃除機「Eufy RoboVac L70 Hybrid」を 2019 年 12 月に買って、今まで使っていました。

しかし買ってから 2 年経とうかというところで挙動がおかしくなり、また電池を充電してもすぐ残量が無くなるようになりました。

なので製品の修理または交換をしてもらおうと思ったのですが、そもそも修理対応はしていないのと、保証対象外だと有償での交換をしてくれないことが分かりました。

症状

2021 年 10 月頃(買ってから 1 年 10 ヶ月経過)のことでしたが、掃除を開始しようとして同じところをぐるんぐるん回る挙動がたまに見られるようになりました。挙動的にロボット掃除機の反乱のような挙動でした。

この状態になってしまうと、アプリから充電スペースに戻すボタンを押してもぐるんぐるん回り続け一向に戻れない状況になります。なので、自分でロボット掃除機を充電スペースに戻すしかない状態でした。

次に 2021 年 11 月頃に電池がいつまで経ってもフル充電されないようになり、明らかに稼働時間が少なくなりました。それまでは家全体を掃除できていたのですが、一部屋を掃除できるかできないかくらいになってしまいました。

そして 2021 年 11 月終わり頃からは一晩中充電しても全く充電されていない状態というのも増えてきました。

他にはたびたび記録した部屋の間取りを忘れて再び間取りの学習をし直すことも増えてきました。こうなると設定した進入禁止区域も消去されるので再度設定し直さないといけなくなります。

保証対象外になると有償でも交換してくれない

これらの症状が出たことから修理対応を依頼しようとしたものの、Anker の製品は注文日から 18 ヶ月間のみ保証される仕様になっていました。保証期間内は Anker 側で不具合と認めた場合に新品と交換してくれます。

注文日から 18 ヶ月を過ぎた手元の Eufy RoboVac L70 Hybrid は、問い合わせたところ保証対象外となっていました。

保証対象外になると有償での修理や交換も受け付けないため、廃棄するか、Anker に問い合わせて製品を回収してもらうか、自力で修理するかの三択になります。

なお修理対応については保証内容に次の一文がありました。

弊社では修理対応を行っておりません。

交換用の電池は公式に売っていない

今回使えなくなった Eufy RoboVac L70 Hybrid は電池が主にダメになったので、電池交換をすればまだ使えるかもしれないと思いました。

しかし Anker 公式で交換用の電池は売っていません。検索すると [INR18650 M26-4S2P]Anker Eufy Robovac L70 Hybrid ロボット掃除機 バッテリーセル交換 - バッテリーリフレッシュ・セル交換の専門店 というページは出てきます。

ただ住所がレンタルオフィスだったり、バッテリーの送り先が私書箱になっていたり、特定商取引に関する法律に基づく表記に書いてある運営責任者の名前で検索するとあまり良くない情報が引っかかったりと、あまり信用できない感じです。あとは利用規約の「第20条 (不良品と保証及びリセルサービスの性質及び注意事項について)」がとにかく責任逃れをしようと目論見ている感じがします。これは製品の都合上仕方ないのかもしれませんが、とはいえ怪しいと感じてしまいます。

一方ルンバは、アイロボット公式オンラインストアで交換用バッテリーがあるので安心感があります。

感想と学んだこと

Anker Eufy RoboVac L70 Hybrid は性能の割に値段が高すぎず、スペックと値段を比較してもルンバがカバーしていない部分をちょうど埋めていたと感じます。

ルンバの現行モデルと Eufy RoboVac L70 Hybrid の値段・スペック比較を表にまとめてみると次の通りです。表のデータはアイロボット公式サイト[最新] ルンバ i3+を含む全30種類を一覧表で比較!おすすめと選び方を解説 - Rentio PRESS[レンティオプレス]を参考にしています。

名前 値段 吸引力 稼働時間 おすすめの間取り 床材 ゴミ捨ての頻度 ブラシ 清掃完了まで自動充電・再開 清掃履歴確認 間取り自動学習 進入禁止エリア設定 カメラセンサー 高機能なセンサー ダストカットフィルター ゴミが多い場所の検知 ブラーバとの連携
s9+ 186,780 x40 D型 120分 5部屋以上 ラグ・カーペット・フローリング 数か月に1回 ゴム製
i7+ 142,868 x10 丸型 75分 5部屋以上 ラグ・カーペット・フローリング 数か月に1回 ゴム製
i3+ 79,800 x10 丸型 75分 3部屋以上 ラグ・カーペット・フローリング 数か月に2回 ゴム製 - - -
i7 109,868 x10 丸型 75分 5部屋以上 ラグ・カーペット・フローリング 使用後毎回 ゴム製
i3 49,800 x10 丸型 75分 3部屋以上 ラグ・カーペット・フローリング 使用後毎回 ゴム製 - - -
e5 39,800 x5 丸型 90分 1部屋以上 フローリング 使用後毎回 ゴム製 - - - - - - -
693 39,800 x1 丸型 90分 1部屋以上 フローリング 使用後毎回 通常 - - - - - - - - -
Eufy RoboVac L70 Hybrid 54,800 2200 Pa 丸型 150分 3部屋以上 ラグ・カーペット・フローリング 使用後毎回 通常 - - -

※ Eufy RoboVac L70 Hybrid は水拭き機能が標準搭載されている。掃除機内のタンクに水を入れると水拭きをしてくれる。

この表からも分かるように、値段はルンバの i3+ と i3 の間くらいです。しかしルンバの上位モデルにある機能が搭載されている場合があります。実際に使っていて良かった機能は次の通りです。

  • ルンバ i7 以上に備えている間取りの自動学習機能がついている
  • ルンバの最上級モデル以上の稼働時間
  • ブラーバを別途買わなくても水拭き機能がデフォルトで付いている

ただ欠点も次の通り多く見られました。

  • 保証が切れた後は有償であっても製品を交換してくれないため、消耗品でない部分が壊れた場合は破棄か回収してもらうしか無い
  • ブラシ部分がルンバみたいにゴムではないため髪の毛などが絡まりやすい
  • 水拭き機能を使うときは床の材質を検知してくれないので、事前にアプリで水拭き機能利用時に進入禁止とするエリアを設定しないといけない
  • 段差などは検知してくれないので、気づくと玄関から出られなくなっている場合がある
  • たまに記憶した間取りがリセットされて最初から学習し直しになる

特に保証が切れたら交換が無いのは、自分にとってロボット掃除機のみならず Anker の 1 万円以上の製品は買わない理由になりました。